スマホ時代のマーケティング方法とは? LINE、Twitterの優位性 (2/4ページ)

2015.8.22 16:56

 一例として田端氏が挙げたのが、ロッテの菓子「コアラのマーチ」のプロモーションでLINEのスタンプが使われた事例だ。キャラクターに「LOVE」などのコメントを添えて配布したスタンプが、女性から男性へのメッセージに使われても、広告だからと拒絶されることはない。「スタンプを送っているのはLINEでもロッテでもなく友だち。これを無視するのは、友だちを無視すること」。そうした関係性の中で使われているサービスに、うまくプロモーションを乗せられれば、高い効果を得られるという。

 「接点の獲得から決済まで、総合的なマーケティングプラットフォーム、コミュニケーションプラットフォームとして展開していきたい」。優位性をバックに、新製品発表に使える映像配信など新たなサービスも乗せ、テレビCMやウェブ広告とは違ったマーケティング活動を行えるツールとして、企業などにLINEの利用を働きかけていく。

 日本生産性本部の「レジャー白書2015」によると、2014年にSNS、ツイッターといったデジタルコミュニケーションに参加した人は2770万人で、前年から550万人増加した。

テレビを見る時間よりネットに触れている時間の方が多くなっている

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