マクドナルド客離れ深刻、最終赤字262億円 6月中間期で最大

2015.8.13 05:30

 日本マクドナルドホールディングスが12日発表した2015年6月中間連結決算は、最終損益が262億円の赤字(前年同期は18億円の黒字)だった。中間期の赤字額としては01年の上場以降では最大。昨年7月の使用期限切れ鶏肉問題と今年1月の異物混入問題の発覚で家族連れを中心に客離れが進み、既存店売上高が前年同期比3割弱落ち込んだのが影響した。

 売上高は29.5%減の852億円。営業損益は182億円の赤字(前年同期は35億円の黒字)、経常損益は195億円の赤字(同32億円の黒字)だった。同日の会見でサラ・カサノバ社長は「取り巻く環境は依然厳しい」との認識を示した。

 15年12月期の業績予想は据え置き、売上高は前期比10.0%減の2000億円、最終損益は380億円の赤字(前期は218億円の赤字)とした。

 カサノバ社長は、8月の既存店売上高が19カ月ぶりにプラスに転じる見通しを示し、8月以降、販売てこ入れのため日本独自の新商品を投入することも明らかにした。

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