ソフトバンクは11日、7月1日付で会社名を「ソフトバンクグループ」に変更すると発表した。これにともない、携帯電話事業や固定通信事業を担当する通信子会社の「ソフトバンクモバイル」を同日付で「ソフトバンク」に社名変更する。
ソフトバンク本体は今後、グローバル展開を一段と加速させるなか、持ち株会社としての位置付けを明確化したいという意図で、持ち株会社らしい名称に変更するという。
これで「ソフトバンク」という社名が空くので、ソフトバンクモバイルに譲り渡す形となる。4月1日付でソフトバンクモバイル、ソフトバンクBB、ソフトバンクテレコム、ワイモバイルの4社が統合し、携帯、固定系の双方を担当する通信事業会社となった。幅広い事業を担当することで、「ソフトバンク」というわかりやすい社名に変える。
これを受けて、これまでソフトバンク本体の代表取締役副社長を務めていた宮内謙・ソフトバンクモバイル社長は6月19日付で代表権のない取締役となり、新「ソフトバンク」の社長に専念する。ソフトバンク本体は、宮内氏に代わって同日付でバイスチェアマンのニケシュ・アローラ氏が代表取締役副社長となる。なお、代表取締役社長である孫正義氏に変動はない。