テレビ東京の高橋雄一社長は26日の記者会見で、タレントの愛川欽也さん(80)がバラエティー番組「出没!アド街ック天国」の司会を降板したことについて、「寝耳に水だった。放送1千回が結果的に節目になってしまった」と述べ、長寿番組の功労者の交代を惜しんだ。
現場は慰留したものの、愛川さん側の意向で番組卒業が決まったという。高橋社長は「この20年のテレ東にとって、非常に重要な番組だった。出演者が和気藹々(あいあい)として街の魅力を伝えられたことは、愛川さんの大きな功績」と、感謝をにじませた。
また、番組の新司会者を務める人気グループ、V6の井ノ原快彦さん(38)については、「ユニークで、非常に気さくな方。新しいエネルギーをいただいた。今後は(他の出演者から)かわいがられる立場になっていくんでしょうか」と期待を語った。