東京・銀座でのクラブホステスのアルバイト経験を理由にアナウンサー職の内定を取り消したのは不当として、大学4年の笹崎里菜さん(22)が日本テレビに就業できることの確認を求めた訴訟は8日、東京地裁で和解が成立した。日本テレビ広報・IR部によると、和解条項には今年4月から笹崎さんをアナウンサーとして採用することなどが盛り込まれたという。
昨年11月の第1回口頭弁論では、日テレ側が争う姿勢を明確にしていた。しかし、その後は日テレ側が採用を視野にした和解協議に応じるなど歩み寄りをみせたため、昨年10月の提訴からわずか3カ月のスピード解決となった。
訴状によると笹崎さんは、平成25年9月、日テレ主催の「アナウンスフォーラム」に複数回参加。その中で、平成27年度のアナウンサー内定を文書で通知された。