まず担当者が教えてくれたのは時計のカスタマイズだ。アナログ文字盤の色を選んだり、4隅に配置する情報を好きなように変えられる。デジタルクラウンを回すと、時計の目盛りの色が、文字通り時計回りに変わっていくように、色を選ぶ作業一つとっても、利用者が楽しめるようにつくられていると感じた。4隅の情報は日付や気温、月の満ち欠け、運動に関する情報など。カスタマイズによる画面の構成は「数百万種類」(アップル)になるという。
iPhoneと連携して活用
コミュニケーションに関しては基本的に、iPhoneと連携する。iPhoneにかかってきた電話やメッセージをアップルウオッチでも受けられる。メッセージでは「なんでしょう」「わかりました」「後でかけなおします」「ありがとう」など、よく使われる文面が登録されており、急いで返事をしたいときには便利だ。音声入力も可能。スマホを使って新しい文面を登録することもできる。
デジタルクラウンの下にあるボタンを押すと、12人まで登録できる家族や友人の画面に切り替わり、ここから電話やメッセージを使えるようになっている。時計の表面に指で絵を描いて送ることもできる。絵文字は従来の選び方に加えて、デジタルクラウンを回し、少しずつ変わっていく表情からも選べる。