川崎重工 航空エンジンラインの自動化設備増強 重工各社が強化 (2/2ページ)

2015.1.7 17:42

 格安航空会社(LCC)の就航拡大などから、国内外の航空機需要は旺盛だ。世界で現在、年間約1万4千機の市場規模は、2032年に同3万機へ拡大するとみられる。またボーイングは最新鋭の大型機「B777X」について、日本企業が担当する部品生産の比率を21%としており、関連業界では今後も成長が見込まれる。

 B777Xの生産に参画する三菱重工業は今年度中に、広島製作所(広島市西区)で組み立てを自動化する新たな生産ラインの設置に乗り出す。また、「三菱リージョナルジェット(MRJ)」の最終組み立てを行う新工場も自動化を進める。同様にIHIは、呉事業所(広島県呉市)で、シャフトの塗装ロボットを開発した。従来は熟練工の技が必要だったが、早期に実用化する考えだ。

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