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【USA! USA!】(5) 企業が支えるアートの街 (1/5ページ)

2014.11.4 10:40

全米最大規模の都市型彫刻庭園のシンボル「スプーンブリッジとチェリー」。重さは15トンにも及ぶ=2014年10月17日、米ミネソタ州のミネアポリス彫刻庭園(緑川真実さん撮影)

全米最大規模の都市型彫刻庭園のシンボル「スプーンブリッジとチェリー」。重さは15トンにも及ぶ=2014年10月17日、米ミネソタ州のミネアポリス彫刻庭園(緑川真実さん撮影)【拡大】

  • レッドウィングのメモリアルパークから望むミシシッピ川。広大な森が鮮やかに色づいていた=2014年10月16日、米ミネソタ州レッドウィング(緑川真実さん撮影)
  • ミシシッピ川に突き出すように建てられたガスリー劇場。デザインはフランス人建築家ジャン・ヌーベルが担当した=2014年10月15日、米ミネソタ州ミネアポリス(緑川真実さん撮影)
  • セントポール市内の公園にはスヌーピーやチャーリー・ブラウンなどおなじみのキャラクターの姿がある=2014年10月16日、米ミネソタ州(緑川真実さん撮影)
  • レッドウィングシューズの工房では、520人の職員が1日5000足を仕上げる=2014年10月15日、米ミネソタ州レッドウィング(緑川真実さん撮影)
  • 米ミネソタ州の主要都市
  • 知られざるアメリカを紹介する公式ガイドサイト。ディスカバー・アメリカ(提供写真)。www.discoveramerica.jp

 米国で最も長い川、ミシシッピ川は全長3779メートル、ミネソタ州を起点に、北米を縦断してメキシコ湾まで流れている。川を使った交易の拠点として栄えたのが、ミネソタ州で最大の都市、ミネアポリスだ。交通の便の良さから穀物大手カーギル、化学・素材メーカーの3M、靴のレッドウィングなどが州内に本拠を置き、空の玄関口であるセントポール国際空港には、日本からの直行便も飛ぶ。

 ミネアポリスはこうした企業が地域の文化を支えている「アートの街」という顔も持っている。ミネソタ州には課税前の利益の5%を文化・芸術活動に寄付する「5%ルール」という慣習があり、州内の多くの企業は、財団などを通じて、縁の深い組織を支えてきた。

 ミネアポリスを代表する現代美術館、ウォーカー・アート・センターは来年創立75周年を迎える。3Mと縁が深く、社員が1948年から就労時間の15%を企画立案など芸術支援に充てる活動を続けてきた。10月からは75周年を記念する、1年をかけた大型企画展がスタート。隣接する関連施設ミネアポリス彫刻庭園は、代表的な「スプーンブリッジとチェリー」が、街の象徴として親しまれている。

節税にもつながる「5%ルール」

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