日本マクドナルドホールディングス(HD)が8日発表した11月の既存店売上高は、前年同月に比べ12.3%減となった。前年実績を下回るのは10カ月連続。7月下旬に発覚した中国加工食品の期限切れ鶏肉の使用問題を受け、大幅な減少が続いている。
11月の12.3%減は、9月の16.6%減、10月の17.3%減に対して縮小している。だが、今年の11月が前年よりも土日休日が2日多い影響が含まれていることから、同社は「売上高の本格的な改善はみられていない」としている。
客単価は0.4%減と微減だったのに対して、客数が12.0%減と大幅に落ち込んだ。依然として客足の回復が進んでいない。
同社では「とんかつマックバーガー」のレギュラーメニュー化や、期間限定商品の投入で巻き返すと同時に、信頼を取り戻すための活動や、品質、サービス、清潔さで高いレベルを維持することなどを進めるとしている。