キリンはこの点も留意。関係者によれば、「さまざまな状況からサッポロで問題となったであろうとした工程などは回避したほか、通常よりは慎重に国税庁とのやりとりをした」として、サッポロのような事態は回避できると自信をみせる。ただ、製法については、特許申請手続きなどもあり、詳細は明らかにしなかった。
ゼロゼロ商品についてはサッポロが、7月に発泡酒の規格で、極ZEROを再発売した。これを受け、アサヒビール、キリン、サントリー酒類(現・サントリービール)も9月に「ゼロゼロ発泡酒」を投入。大手4社がそろい踏みとなるなど、注目を集めていた。発売で先行していたサッポロにキリンが迫り、現時点は2強となっている。