モーター構造見直し使用原料減少
モーターの力で坂道も楽にペダルをこぐことができる電動アシスト自転車。国内販売台数はバイクに肩を並べ、今や欠かすことのできない市民の足になっている。
その電動アシスト自転車の“エンジン”にあたるのがドライブユニット。約20年前から市場を開拓してきたヤマハ発動機は軽量・高性能で環境に優しい次世代ドライブユニットを新たに開発、電動アシスト自転車「PAS」の2015年モデルから順次搭載する。日本生まれの電動アシスト自転車は欧州でも普及が進んでおり、技術開発を加速し、さらなる成長を目指す。
軽量化ニーズに対応
チェーンにモーターの力を伝えるドライブユニットは電動アシスト自転車の“心臓部”で、バッテリーと並んで、重量の大きな部分を占める。
発進時や坂道での走行が楽な電動アシスト自転車だが、消費者には「軽くしてほしい」というニーズが根強い。そこでヤマハは「重量低減が重要課題」と位置付け、ドライブユニットの軽量化に取り組んだ。