通期で営業最高益を見込む日立など3社も、価格下落が起きにくい企業向けの事業が中心だ。
日立は英国向けの鉄道システムや中国を中心としたエレベーターなどのインフラ関連事業などが堅調に推移するとみる。
25年ぶりの最高益を見通す東芝は、原子力や火力の発電所システムの海外からの受注が増えている。三菱電機はスマートフォンの生産設備などのファクトリーオートメーション機器が好調だ。
一方、最終消費者向け製品を主力とするシャープは14年9月中間連結決算で営業減益。同社は欧州で家電事業を大幅に縮小するのに伴い、7~9月期で約64億円の特別損失を計上したことなどで、最終利益も47億円にとどまった。