NTTドコモは31日、NTT東西地域会社の光回線を仕入れて独自ブランドの光サービス「ドコモ光」の提供するとともに、携帯電話と組み合わせたセット割引販売を来年2月に開始すると正式発表した。KDDIが提供しているセット割引に対抗、通話やデータ通信の定額料金プランとの組み合わせで段階的に割引率を大きくする。
ソフトバンクモバイルも31日、同様に携帯電話と光サービスのセット割引販売を提供すると発表。携帯電話大手3社がそろって、携帯・光のセット割引販売に乗り出すことになり、価格競争が激しさをますことになりそうだ。
NTT東西が今年5月に光サービスの企業向け卸売りを始めると発表した。通信市場で大きな影響力を持つNTTグループ内での排他的な取引を問題視する声が強かったが、総務省の部会が公正競争や取引の透明性確保を条件に光回線の卸売りを容認。「ドコモ光」がこれを利用したサービス第1号となる。
セット割引料金はサービス開始までに発表するが、データ容量の大きい料金プランの割引率を大きくする仕組みを導入する。