ダイエーの看板なくなる イオンの完全子会社化で (1/2ページ)

2014.9.24 20:22

ダイエーの完全子会社化を発表するイオンの岡田元也社長。奥はダイエーの村井正平社長=24日午後、東京都千代田区(早坂洋祐撮影)

ダイエーの完全子会社化を発表するイオンの岡田元也社長。奥はダイエーの村井正平社長=24日午後、東京都千代田区(早坂洋祐撮影)【拡大】

  • 7月に名古屋市中区にオープンした「ダイエー金山店」

 イオンは24日、傘下のスーパー、ダイエーを来年1月1日付で完全子会社にすると正式に発表した。東京証券取引所第1部のダイエー株は12月26日付で上場廃止になる予定。店舗が少ない北海道や九州ではイオンの各地のスーパーに店舗運営を移管するなどの大規模な再編に乗り出す。イオンの岡田元也社長は会見で、法人としてのダイエーは存続させるが、平成30年度をめどに「ダイエーの屋号はなくす」との方針を示した。

 ダイエーは6期連続の最終赤字で、抜本改革が不可欠だった。東京都内で会見した岡田社長は「ダイエーはリストラに次ぐリストラで、消費者ニーズの変化に対応できていなかった。テナント構成も、今日の商業施設としては不的確だった」と指摘した。

 北海道と九州ではダイエーをイオン北海道など、グループ内の別のスーパーに集約する。また、京阪神ではグループのスーパーをダイエーに集約し、30年度までに「ダイエー」の屋号がついた店舗を「イオンフードスタイル」など、グループの別のスーパーに順次に切り替えていく考えだ。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。