ネスレ日本(神戸市中央区)は4日、オフィス家具大手のイトーキと、企業内でのコミュニケーションを活性化させるオフィスツール「カフェ ネスカフェ オフィス」を共同開発したと発表した。ネスレがオフィスなどにコーヒーマシンを無償で提供するサービス「ネスカフェアンバサダー」と連携させる。
同ツールは、ネスカフェのコーヒーマシンと、立ったまま打ち合わせができる高さ95センチのテーブルで構成し、休憩室やオフィスの一角に設置する。テーブルのガラス部分に、水性ペンなどでメモ書きができるなど、手軽な打ち合わせや社員同士のコミュニケーションの場にできる。
ネスレでは、ネスカフェアンバサダーの販促ツールとして無償で提供する。ネスレは、現在14万台のコーヒーマシンを提供しているが、2020年までに50万台まで拡大させる方針を打ち出している。ネスレの高岡浩三社長は東京都内で会見し、「イトーキとのプロジェクトはさらに続けていく」と強調した。