中国当局から独占禁止法違反の疑いで調査を受けている日米欧など外資系自動車メーカーが、中国で相次ぎ補修部品値下げに踏み切る。
トヨタ自動車とホンダの中国法人はそれぞれ21日までに、公式ホームページで9月1日から補修部品を値下げすると発表した。トヨタは高級車「レクサス」向け約1万5000点の価格を平均で26%引き下げる。
中国合弁会社の広汽トヨタは補修部品を18日から値下げしており、今回、中国で全量を輸入販売しているレクサスの部品値下げにも踏み切った形だ。
ホンダは中国合弁会社の広汽本田汽車で9月から一部の補修部品を値下げする方針。地元紙は3万点近い補修部品の値下げ幅が最大で30%に達すると報じた。日産は「調査に対し積極的に協力するが、値下げは決めていない」としている。