そして、市場拡大には、ポイントの貯まりやすさとポイントの使いやすさが大切で、さらに分かりやすさが普及のカギという。発行枚数では遅れはとっても還元率だけ見れば大手よりも有利なカードはあるが、「貯めたポイントを次の買い物に使う際は手続きが多く、とくに主婦層は受け入れにくい。一部の“マニアック”な人が持つカードにとどまっている」という。
消費増税に加えてデフレ脱却が進む中、丸山さんは「物価が上がれば現金の価値は下がっていく。電子マネーやクレジットカード、デビットカードといった支払うだけでポイントが貯まり、そのポイントでまた買い物ができる支払い方を選んで生活防衛に心掛けてほしい」と消費者に呼び掛けた。