物価高に備える「電子マネー」お得な使い方は? 交通&流通、通信事業者も参入 (2/4ページ)

2014.5.28 11:00

 「発行母体(スーパー、コンビニなど)での買い物利用でポイントが貯まりやすい。提携店舗が限られているのがデメリット」と丸山さん。nanacoは購入時のポイント還元率が1%と他の大手カードの還元率(0.5%)よりも良く、WAONは他業種との連携を積極的に進めている。「自宅や職場の近くにあるなど買い物先が決まってる場合にはお得になる」ので、ライフスタイルに合わせた選択が必要だ。

 飛行機は乗らずに航空会社の提携する店舗でクレジットカードを利用してポイントを貯める「陸(おか)マイラー」の丸山さんにとって、楽天Edyは魅力あるカードだ。「ANA(全日本空輸)のマイレージクラブと提携していたので交換率が良い。マイレージをそのままマイルに替えることができる」。また、電子マネーの先駆けとなったカードなので使える店舗数も交通系や他の流通系よりも多いメリットもある。

 交通系と流通系がしのぎを削る中、新たに参入してきたKDDIの「au WALLET カード」だ。

 「auユーザーなら作るべきカード」

 auショップでの予約受け付けが始まった21日、CMキャラクターのタレント、所ジョージらが登壇し華やかに記念イベントが開かれた。20日午前0時までのウェブ予約状況が20万2299件であることを明らかにし、「5.3秒に1枚のペース」(石川雄三KDDI専務)と好調ぶりをアピールした。

ネット専用の電子マネー「ウェブマネー」にも対応

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