一方、昨年度の出荷台数は4年連続で1000万台を超え、出荷額も16.5%増の9263億円だった。タブレット端末やスマートフォン(高機能携帯電話)に一部の需要を奪われているものの、消費税やXPのサポート終了の特需に助けられた格好だ。
今後は反動減も懸念されるが、JEITAは「XPを使っている利用者がまだ残っており、4~6月は前年を上回る状況が続くのではないか」としている。
一方、メーカーも需要を喚起するため、春モデルの新製品を投入しており、東芝はこの日、世界で初めてフルハイビジョンの約4倍の解像度を持つ「4K」液晶パネルを搭載したノートパソコンを発売した。今のところ、反動減は出ておらず、従来通りの生産を維持しているという。