スカイマークが導入するエアバスA330で、客室乗務員(CA)が着る新しい制服のミニスカートが物議を醸している。昨年12月にフランス・トゥールーズのエアバス社工場で一部メディアに発表したところ、「レトロな雰囲気で魅力的」「乗ってみたい」などと注目を集める一方、「露骨なセクシー路線で下品」「CAの保安業務に支障が出る」といった批判が出た。
航空労組連絡会加盟のCAでつくる「客室乗務員連絡会」は2月、「女性を商品として扱っており、セクハラ行為を誘発しかねない」との見解を表明、国土交通省に指導を要請した。
航空法に乗務員の服装に関する規定はなく、国交省は「保安業務に支障がないか、迷惑行為があった場合は毅然(きぜん)と対応できるか、今後の定期監査などで確認したい」とした。