親子などの同居は、この条件をクリアしやすい。2世帯向け住宅が注目される理由だ。
また、中層住宅に賃貸物件を併設した場合、賃貸部分は自宅部分より評価額が低く、その分相続税が安くなる計算もある。
高級、広々、省エネも
節税のほか、狭い敷地という都市圏の事情もあり、各社は中層住宅市場に新商品を投入している。
積水ハウスの「ベレオプラス」は遮音性を高め、エレベーター標準装備などで高級感を醸し出す。各階の部屋を自由に設計できる鉄骨住宅としてアピールし、年間240棟の販売を目指す。
大和ハウス工業も「多様な住宅需要に応える」との狙いで、昨年4月から首都圏限定の4~5階建て住宅「スカイエ」を展開。