籾井勝人NHK新会長就任会見の要旨は次の通り。
【任期中の課題】
放送法を職員一同、順守し、それに沿った経営をする。また国際放送で(海外向けに)領土問題について、明確に日本の立場を主張するのは当然だ。
【放送センター建て替え】
(老朽化しているので)2020年の東京五輪に間に合えばいいと思っている。NHKは公共放送として放送を中断するわけにはいかない。新センターを作る必要がある。
【番組の印象】
民放化しているのではないか。NHKでみんながバラエティーを見たいと思っているのか、検討しないといけない。
【編集権と会長見解】
個人的見解を番組に反映させることはない。放送法に基づき判断する。
【政権との関係】
放送法があるがゆえに距離を保てる。
【慰安婦問題】
慰安婦は、今のモラルでは悪い。僕はいいと言っているのではない。しかし、そのときの現実としてあった。この2つを分けないと分かりづらい。個人的見解だが、韓国だけではなく、戦争地域に僕はあったと思う。ほかの地域になかったという証拠はない。ドイツにもフランスにも、ヨーロッパにはどこでもあっただろう。この問題は、韓国が日本だけが強制連行したように主張するから話がややこしい。それは日韓基本条約で国際的には解決している。それを蒸し返されるのはおかしい。
【領土問題】
尖閣、竹島は明確に日本の領土。弁解がましくいうことはない。それを国民にはっきり理解してもらう必要がある。