お掃除ロボット「四角」の合理性 脱出しやすい円形をやめたワケ (4/7ページ)

2013.12.23 07:00

LGエレクトロニクスの「HOM-BOT」。一般的なお掃除ロボットとは異なり、本体形状は正方形を採用する

LGエレクトロニクスの「HOM-BOT」。一般的なお掃除ロボットとは異なり、本体形状は正方形を採用する【拡大】

  • 本体裏側。両サイドのサイドブラシと中央のメーンブラシを1つのモーターで駆動しているという
  • ダストボックスは、メーンブラシのすぐ上に備えられている
  • 開発担当者のSimonYoon氏
  • 韓国・釜山にあるエレクトロニクスの工場。残念ながら工場内の撮影はNGだった

 「外出中に使って、本体にコードが絡まってしまったり、やり残しがあったりするので、自分がいるときに、本体の様子を見ながら使いたいというニーズがあった。考えたのが、テレビを見ながら使えるお掃除ロボットというコンセプト。掃除機の運転音で一番気になるのは、モーターの駆動音だ。HOM-BOTでは、強いトルクがなくてもゴミを吸い込みやすい設計。一般的なお掃除ロボットでは、本体に6つのモーターを搭載しし、その分、電力も使う。HOM-BOTでは、ゴミの吸い込み経路を短くしたことで、モーターの数を4つとした。サイドブラシに1つずつあったモーターを廃止し、メーンブラシと2本のサイドブラシを1つのモーターで動かしている。モーターの数が少なくなったことで運転音の低減にもつながった」

 モーターの数を少なくしたことで、パワー不足にはならないのだろうか。

 「お掃除ロボットは、充電式の掃除機。コード付きで、常に電気が送られてくる掃除機に比べるとパワーは当然ながら、劣る。一般のコード付き掃除機のパワーをお掃除ロボットで再現しようとしたら、その駆動時間は5分ともたない。私たちが考えたのが、ゴミを吸ってからダストボックスまでの経路をなるべく短くするということ。ルンバはダストボックスが本体の後ろに設けられており、ゴミを本体後ろまで持ってこなければならない。HOM-BOTは、ダストボックスを吸い込み口の真上に配置することで、エネルギー損失を最低限に抑えている」

「韓国国内、オーストラリアなどではルンバを抜いて、トップシェアを獲得」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!