お掃除ロボット「四角」の合理性 脱出しやすい円形をやめたワケ (1/7ページ)

2013.12.23 07:00

LGエレクトロニクスの「HOM-BOT」。一般的なお掃除ロボットとは異なり、本体形状は正方形を採用する

LGエレクトロニクスの「HOM-BOT」。一般的なお掃除ロボットとは異なり、本体形状は正方形を採用する【拡大】

  • 本体裏側。両サイドのサイドブラシと中央のメーンブラシを1つのモーターで駆動しているという
  • ダストボックスは、メーンブラシのすぐ上に備えられている
  • 開発担当者のSimonYoon氏
  • 韓国・釜山にあるエレクトロニクスの工場。残念ながら工場内の撮影はNGだった

【家電Watch】韓国LG電子の白物戦略(下)

 韓国大手の家電メーカー、LGエレクトロニクスについてのリポート後編。日本でも販売しているお掃除ロボット「HOM-BOT」について開発担当者、技術担当者に話を訊いたほか、韓国・釜山にあるHOM-BOTを作っている工場にも行ってきた(工場の中は撮影NGだった)。

 コーナー克服へ

 「HOM-BOT」の一番の特徴、それは丸ではなく、四角いということ。日本でもよく知られるルンバや、シャープのココロボ、東芝のスマーボ、いずれも形は円形で統一されている。それは、「自分で勝手に動く」というお掃除ロボットならではの理由からだ。

 例えば椅子の下に入り込んでしまったとき、四角よりも円形の方が引っかかりがなく、脱出しやすい。また壁や家具にぶつかったときのダメージも四角より円形の方が少ないだろう。

「形が四角くなったのは、13年モデルからなんです」

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