ガラケー絶滅せず…独自進化続く　スマホ移行、思惑通り進まぬ背景とは？ (4/4ページ)

　スマホは定額の月額データ通信料が大手３社横並びで５４６０円、ガラケーでは普通だった無料通話分がなくなり通話料は一律３０秒２１円。使い方で個人差はあるが、神奈川県在住の男性会社員（２３）は「２倍近く高くなった」と嘆く。

　データ通信の高速化やコンテンツ囲い込み、販売報奨金の積み増しなどでスマホ販売に躍起になっている通信事業者にとって、長期契約者の多いガラケー利用者層の満足度向上は重要課題といえそうだ。（芳賀由明）

　【用語解説】ガラケー　多機能ながら国際標準と異なる進化を遂げた日本の携帯電話端末を、外界と隔絶したガラパゴス諸島の動植物になぞらえ「ガラパゴス携帯（ガラケー）」と呼ぶようになった。特徴的な機能を前向きにとらえフィーチャーフォンともいう。