NTTドコモは3日、現在の主力スマートフォン「エクスペリアA」(SO-04E)で、待たれていた基本ソフト「アンドロイド」のアップデート対応を開始した。バージョンを「4.1」から「4.2」に変更するもので、性能アップとともに、新機能も提供される。
同スマホはソニーモバイル製。5月に発売された夏商戦向け機種で、サムスンの「ギャラクシーS4」とともにドコモが値引き支援を行うなどして大量販売をねらった「ツートップ」戦略のひとつだが、8月中旬現在130万台を販売し、他機種を圧倒。ドコモで最も売れているスマホとなっている。
今回はパソコン経由でのアップデートには対応せず、端末自身で操作する。携帯電話回線だけでなく、無線LAN「Wi-Fi」接続にも対応する。ドコモの公式サイトの所定のページに接続し、35分程度で終了するという。
アンドロイドのバージョンが4.1から4.2になることで、基本ソフトが性能向上するほか、新しい機能も追加される。ドコモによると、ロック画面からカメラやウィジェットが起動できるようになるほか、短距離通信ブルートゥースでのテザリングや、アプリとしてウィジェットを登録できるなど多数の追加機能が実現するという。