しかし、同じインターネット言語で開発されたアプリは、わずかの改良で相互に利用できるようになるため、第3のOSとしては同じ勢力といえなくもない。このため、ファーウェイ、KTのように両陣営に参加する企業は今後も増えそうだ。
タイゼンの普及組織で永田氏の後任議長に就任したドコモの杉村領一マーケティング部担当部長は「HTML5環境ではOSはどうでもよくなる。ゆくゆくはどちらでも動くようにしなければ」と、両OSの違いはなくなると予想する。
出自は違っても、同じ問題意識から生まれた2つのOS。“異床同夢”の両陣営がスマホOSの第3極に浮上するには、早期の連携が欠かせない。(芳賀由明)