32ギガバイトで4万9800円
日本マイクロソフト(MS)は1日、米MSが独自に開発したタブレット端末「サーフェスRT」を日本で15日に発売すると発表した。価格を低めに設定し、先行する米アップル「iPad(アイパッド)」などを追撃する。米グーグルなども自社開発のタブレットを投入しており、米IT大手の製品を軸に販売競争が日本でも過熱する一方、タブレットをめぐる独自のサービスやソフトウエアを持たない国内メーカーの劣勢が、さらに顕著になりそうだ。
サーフェスRTは記憶容量32ギガバイトの機種が4万9800円で、iPadの32ギガバイトの機種(5万800円)よりも価格が安い一方、画面サイズは10.6インチでiPadの9.7インチよりも一回り大きい。価格が5万7800円の64ギガバイトの機種も用意した。
別売りの2種類のキーボード機能を備えたカバーを取り付ければ、ノートパソコンのように操作できるのが特徴。MSのタブレット向け基本ソフト(OS)「ウィンドウズRT」を採用し、文書作成ソフト「ワード」や表計算ソフト「エクセル」などMSがパソコン向けで培った豊富なソフトを使える。全国の大手家電量販店で販売するほか、MSのオンラインショップでも取り扱う。