ドラッグストアや雑貨店の棚に所狭しと並ぶ化粧品のなかで、最近、「口コミサイト1位」「女性誌ベストコスメ」などのポップで存在感を増している化粧品メーカーがある。明治18(1885)年創業の桃谷順天館。流行の先端をいくがゆえに、浮き沈みの激しいのが化粧品業界。そんな中、同社が100年を優に超えて、なお、ヒット商品を生み続けるカゲには、ホンモノを追求する“美のソムリエ”があった。
ブログで多彩な美容情報を発信
同社ブランド「明色化粧品」のホームページをのぞくと、飛び込んでくるのは「コスメソムリエール」たちがブログで熱く発信する美容情報。このコスメソムリールこそが、その“美のソムリエ”である。
ブログの内容は自社商品にとどまらず、他社商品の容器や韓流コスメ視察報告、さらに冷え性改善のツボ、食生活…と実に多岐にわたっている。似顔絵と絵文字入りで、まるで女友達のブログのようだ。