あのホンダが他社に追随? ライバルから学ぶ姿勢で“進化” (2/2ページ)

2013.2.6 08:00

「NBOX+」の広々とした荷室とオプションのアルミスロープ

「NBOX+」の広々とした荷室とオプションのアルミスロープ【拡大】

  • 「NBOX」シリーズが好調なホンダ。軽自動車市場で躍進した(瀧誠四郎撮影)

 今回の再挑戦シリーズで取り上げた「N BOX」は、ダイハツ工業の「タント」が切り開き、スズキが「パレット」で追随したスーパーハイトワゴンと呼ばれるカテゴリー。あのホンダが他社に追随した?

 7日付の(下)に登場する峯川尚常務執行役員に問うたところ「『N BOX』はホンダに欠落していたカテゴリー。(追随は)仕方がない。ただ、ホンダらしいものができた。ホンダに対するお客さまの期待は特別なものがある」との答えが返ってきた。シェアが4位まで落ちた軽事業を立て直すには、追随が不可欠だったわけだが、これはホンダの“変節”なのか。

 私は“進化”をみた思いがした。独創性を重んじた尖(とが)った商品がホンダの持ち味であることは言うまでもない。今後もガンガンやっていただきたい。それに加え、ライバルから学ぶ姿勢も身につけたホンダは、これまで以上に他社にとって手ごわい存在になるはずだ。

 「アベノミクス」への期待もあって、日本全体が今、再挑戦に向かう土壌ができつつある。ホンダのように、一皮むけた企業の登場を期待している。(副編集長 小熊敦郎)


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