パナソニックは昨年10~12月期に営業黒字となったものの、売上高は前年同期比で8%も減った。
テレビ事業は今期も赤字の見込みだ。シャープも中核と位置付ける米アップル向けなどのスマートフォン(高機能携帯電話)用の中小型液晶の受注が計画を下回り、13年3月期の液晶事業の営業赤字が予想よりも膨らむ見込みだ。
「縮小均衡」だけでは本格的な業績回復は遠い。
パナソニックとシャープの2012年4~12月期連結決算
売上高 営業利益 最終損益
パナソニック 5兆4396(▲8.8) 1219(3倍) ▲6238(-)
7兆3000(▲7.0) 1400(3.2倍) ▲7650(-)
シャープ 1兆7824(▲6.4) ▲1662(-) ▲4243(-)
2兆4600( 0.2) ▲1550(-) ▲4500(-)
※単位・億円。カッコ内は前年同期増減率%。▲はマイナスまたは赤字。下段は13年3月期見通し