パナとシャープ「脱テレビ」道半ば リストラ効果も本格的な業績回復まだ遠く (1/3ページ)

2013.2.2 06:40

2012年4-12月期の決算発表をするパナソニック・河井英明常務取締役=1日午後、東京証券取引所(大橋純人撮影)

2012年4-12月期の決算発表をするパナソニック・河井英明常務取締役=1日午後、東京証券取引所(大橋純人撮影)【拡大】

  • シャープ・奥田隆司社長
  • パナソニックとシャープ営業損益の推移

 シャープは1日、2012年10~12月期連結営業損益が26億円の黒字(前年同期は244億円の赤字)となったと発表した。営業黒字は11年7~9月期以来、5四半期ぶり。

 また、パナソニックが同日発表した10~12月期連結営業損益は346億円の黒字(同81億円の赤字)と、4四半期連続で黒字を確保した。ただ、両社とも13年3月期の巨額の最終赤字見通しは据え置いた。

 足元の業績改善は人員削減などのリストラ効果が中心で、両社ともテレビに過度に依存した経営体質からの脱却は道半ばだ。

 「社内の計画を上回っている」。会見したシャープの奥田隆司社長は12年10~12月期の営業黒字化に手応えを示した。同社は従来計画では同期に営業赤字を見込んでいたが、前倒しで黒字転換した。これで主力取引銀行が支援継続の条件として掲げる下期(12年10月~13年3月)での黒字化もみえてきた。

「利益を確保しているのは固定費圧縮など経営体質を改善しているから」

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