ドコモが台風の目 アイフォーン販売も検討
13年にはさらに、グーグルが新型スマホを投入するほか、アマゾンやフェイスブックも自社開発のスマホを発売すると噂されている。フルキーボード付き端末ブラックベリーでいち早くスマホ市場を開拓したカナダのリサーチ・イン・モーションや、米マイクロソフトも起死回生を狙った新端末の投入を予定している。
KDDIとソフトバンクのアイフォーン販売攻勢で顧客流出が続くドコモは「(アイフォーンを)金輪際、売らないというわけではない」(加藤薫社長)と秋波を送っていたが、本格的にアイフォーン販売を検討しているもようだ。昨年11月の契約数が5年ぶりに、解約数が新規契約数を上回る純減となり、キラー端末の取り扱いが急務となってきたからだ。
仮に、ドコモがアイフォーンを発売すれば、順調に契約数を伸ばしてきたKDDIやソフトバンクにとって大きな脅威だ。出荷ペースが頭打ちになる国内スマホ市場で、台風の目となりそうだ。(芳賀由明)