NTT「光」は再び輝くのか 大幅割引戦略に競合2社の反応は? (4/5ページ)

2012.11.24 07:50

NTT東西の光回線契約数と純増数

NTT東西の光回線契約数と純増数【拡大】

 問われる「中核」戦略

 7~9月の光サービスの純増数(新規契約から解約数を引いた数字)で初めてNTT東西を抜いたKDDI。今回の割引によってNTT東西は、インターネット接続サービスを加えた総額でKDDIより500円前後安くなるが、KDDIは意に介さない。

 「光サービス単体を売りたいNTT東西と、光をダシにスマホを売りたい当社は狙いが全く違う」(同社幹部)からだ。

 KDDIは最大毎秒1ギガ(10億)ビットの超高速通信をうたう光サービス「ギガ得」とスマホの組み合わせでスマホ1台当たり月額1480円割り引くセット割引が最大の売り。光回線1本に、例えば一家で3台のスマホを利用すれば、割引総額は4440円に上り、料金でもフレッツ光より割安になる。

「家庭に光を引く必要はなくなっていく」との予想も

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