NTTグループが不振の光サービス「フレッツ光」にカンフル剤を投入、いちかばちかの賭けに出た。
12月1日からNTT東日本と西日本が実施する最大30%強の大幅割引キャンペーンは、両社が光サービス事業を開始して以来最大の下げ幅だ。ブロードバンド大国日本の実現という国家的期待を背負い、2000年代初頭から莫大(ばくだい)な投資を注ぎ込みながらも、次々に登場する多様なサービスに押され低迷する光サービスを“蘇生(そせい)”できるか。
最大30%値引き
「思いっきり割」(NTT東)、「光もっともっと割」(NTT西)。意気込みは、キャンペーン名称にも表れている。これまで数々のてこ入れ策を講じながら契約数の下方修正を繰り返し、計画未達が恒常化しているフレッツ光の存在感を取り戻そうと、あえて大幅割引に打って出た。