知的財産でキャラクター玩具から、ゲームや映像・音楽、など幅広い事業を手がける国内と同様の多角化にも動き出しており、既存ノウハウの水平展開で比較的高い利益率も期待できそうだ。
もっとも足元の海外売上高比率は約18%で、競合のタカラトミーの約36%に対し出遅れている。
タカラトミーは今月、人気キャラクター「ポケットモンスター」の商品化のグローバルライセンスを取得するなど国際化の歩みを一段と加速している。
競争環境はめまぐるしく動いており、営業利益の“原点超え”には、何より持続的な利益成長に向けた収益構造のグローバル化のスピードが課題といえそうだ。(西村利也)