伊勢丹のマレーシア店舗、“ジャパン”前面に衣替え アニメグッズ販売やすしカウンターも
三越伊勢丹ホールディングス(HD)は27日、マレーシアのクアラルンプール中心地で“ジャパン”をテーマに日本製品を前面に打ち出した店舗「イセタン・ザ・ジャパン・ストア・クアラルンプール」を新装開店した。官民ファンド「クールジャパン機構」との共同出資。
三越伊勢丹HDによると、マレーシアは中東地域からイスラム教徒の買い物客が多く訪れるため、幅広い日本製品の需要を見込んでいる。店舗は地下1階、地上5階建てで、総面積は約1万1千平方メートル。伝統工芸品からアニメ関連グッズまで、さまざまなテーマの日本製品を集めた。生け花や書道などの教室を開くスペースも確保。地下の食品売り場では、顧客がカウンター席で入れ立ての緑茶や職人の握ったすしなどを堪能できる。
同社はアジアでは中国や台湾、シンガポールなどに店舗を展開しているが、日本をテーマとした出店は国内外を含めて初めて。開業後1年間の売り上げ目標は1億2500万リンギット(約31億3千万円)。(共同)
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