MRJが日米の縁結び 試験飛行地の米ワシントン州が愛知県と友好関係で覚書
愛知県は18日、米西部ワシントン州と、友好関係の構築や交流促進を盛り込んだ覚書の締結式を名古屋市で開いた。三菱航空機(愛知県豊山町)が、開発中のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の飛行試験を同州で実施することがきっかけとなった。
航空宇宙産業を含む幅広い分野で民間の交流を促すほか、教育や文化、人材育成などの面でも協力していく。三菱航空機がMRJの国内での開発拠点としている愛知県営名古屋空港と、米国で試験拠点となるワシントン州のグラントカウンティ国際空港も姉妹空港提携を締結。
グラントカウンティ国際空港は飛行試験に適した設備が整っており、9月末にMRJの試験1号機が現地入りした。三菱航空機は今後、さらに試験機3機を同空港に運ぶ計画にしている。
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