米国入りしたMRJ、アラスカ出発し目的地のワシントン州へ 飛行試験の拠点
三菱航空機(愛知県豊山町)が開発している国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)が28日午後(日本時間29日早朝)、米国での飛行試験の拠点となる西部ワシントン州の空港を目指し、最後の経由地であるアラスカ州の空港を離陸した。同社が明らかにした。天候や設備面の環境が整った米国で試験を効率的に進める。
26日に愛知県営名古屋空港を出発した後、北海道とロシア、アラスカ州を経由しながら飛行してきた。8月下旬に米国への飛行を試みた際は、機器の異常により離陸後に引き返し、不具合の修正が必要になったため当初の計画から約1カ月遅れた。(共同)
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