■「トランスフォーマー」最新作 北京の代理店に
中国湖北省武漢市の食品メーカー、湖北周黒鴨食品が、米人気映画シリーズの最新作(第4弾)「トランスフォーマー/ロストエイジ」で自社商品がわずか2秒しか映っていないとして、北京の広告代理店に抗議の書簡を送ったことが明らかになった。中国国営新華社通信が伝えた。
直接契約なし
「映画には、がっかりしている。商品登場はたったワンシーンのみ、しかもあっという間で、恐らく誰も見ていないだろう」
周黒鴨食品の●立暁副総経理は肩を落とす。(中国で6月下旬から公開となった)「トランスフォーマー/ロストエイジ」の広告効果は同社の期待に及ばず、納得できない同社は、弁護士を通して北京の広告代理店に書簡を送ったという。
今回の契約を取りまとめた広告代理店、瑞格伝播の担当者は、以前「周黒鴨の場合は、(1)俳優に食べてもらう(2)主役のセリフにブランド名を入れる(3)タクシーの車体にロゴを表示する(4)商品パッケージを見せるという案があった」と明かしていた。最終的にマイケル・ベイ監督の判断で、一瞬だけの「パッケージ表示」を残したという。