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STAP論文の「ほぼ全て否定」 理研調査委、ES細胞混入を認定 (1/5ページ)

2014.12.27 08:30

STAP細胞論文の調査結果について説明する、理化学研究所の調査委員会委員長の桂勲・国立遺伝学研究所所長(右端)ら=2014年12月26日午前、東京都千代田区(鴨川一也撮影)

STAP細胞論文の調査結果について説明する、理化学研究所の調査委員会委員長の桂勲・国立遺伝学研究所所長(右端)ら=2014年12月26日午前、東京都千代田区(鴨川一也撮影)【拡大】

  • 元理化学研究所の小保方晴子(おぼかた・はるこ)氏(共同)
  • STAP細胞問題をめぐる経過=2014年1月29日~12月26日

 STAP細胞論文に関する理化学研究所の調査委員会は26日、STAP細胞は既存の万能細胞である胚性幹細胞(ES細胞)の混入に由来する可能性が高いとの調査結果を発表した。混入が故意か過失によるものかは判断できないとした。STAP細胞は新型万能細胞とされたが、その論文内容は「ほぼ全て否定された」と結論付けた。

 調査委は論文の筆頭著者で元理研研究員の小保方晴子(おぼかた・はるこ)氏(31)と、共著者の若山照彦山梨大教授(47)の研究室に保存されていたSTAP関連の細胞についてゲノム(全遺伝情報)解析などを行い、その性質と由来を詳しく調査した。

 その結果、STAP細胞に増殖能力を持たせたSTAP幹細胞は全てES細胞に由来すると断定。STAP細胞もES細胞に由来する可能性が高いとした。

 STAP細胞をマウスに移植して作った腫瘍や、STAP幹細胞をマウスの受精卵に入れて作った胎児は、論文で万能性の証拠とされたが、いずれもES細胞に由来する可能性が非常に高いと分析した。

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