国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は6月21日、日本政府が推薦した「富岡製糸場と絹産業遺産群」(群馬県)を世界文化遺産に登録することを決定した。日本国内の世界遺産は昨年の「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」(山梨、静岡県)に続き18件目。近代産業遺産は初めてで、明治期の高い技術革新が世界に認められた。
≪ゴーストライター騒動で謝罪会見≫
「両耳が聞こえない作曲家」として活動しながら、別人に楽曲を代作させていた佐村河内守(さむらごうち・まもる)氏が記者会見し、「私の嘘でご迷惑をおかけしました」と謝罪した。しかし、代作していた作曲家の新垣隆(にいがき・たかし)さんが、耳の障害を「感じたことはない」と発言したことについては「嘘です」と反論。3年前から回復しているとした聴覚については「言葉がひずんでしまい、会話が聞き取れないことがあるため、手話通訳が今も必要なことは間違いない」と説明した。
≪「夢の細胞」期待も…≫
理化学研究所の調査委員会は4月1日、小保方晴子(おぼかた・はるこ)ユニットリーダーらが1月に英科学誌ネイチャーに発表したSTAP細胞をめぐる論文に捏造(ねつぞう)と改竄(かいざん)の不正があったと発表。12月には小保方氏自身の検証実験でもSTAP細胞ができなかったことが判明した。