さらに、ソフトメーカーに対し、技術的な参入障壁を下げた。この結果、PS4と同日発売のソフトは27本とPS3発売時の7本から約4倍に増えた。人気シリーズのソフトもそろえ、初心者も手に取りやすいように工夫した。
「『ソニーらしい』といってもらえる商品だ」
ソニーの平井一夫社長が、PS4にかける思いはひとしおだ。同社は今月、不振のパソコン事業売却とテレビ事業の完全子会社化を発表。ゲームなどの中核事業に経営資源を振り向けることで再建を図ろうとしている。業績立て直しという重要な使命を果たせるか。PS4が日本市場で“スタートダッシュ”できるかが、その試金石となるだけに、販売動向が注目される。(米沢文)