【回顧・激動経済】
大手コンビニエンスストア各社が、レジカウンターで販売するいれたてコーヒーの販売を本格化させた。カフェに劣らない味や価格が消費者に受け、コンビニ商品のキラーコンテンツに躍り出た。
ブームを一気に加速させたのは、業界首位のセブン-イレブン・ジャパンが1月にサービスを始めた「セブンカフェ」だ。100円という低価格ながら、本格的なドリップコーヒーが味わえるとして、現在の平均日販は1店舗当たり95杯。12月12日にはついに累計3億杯を突破した。
利益率の高いコーヒーは、それ自体の販売だけでも収益アップに貢献するほか、「導入店舗ではサンドイッチやデザートの“ついで買い”も増える」(セブン)などの副次的効果も。