猛烈に体調が悪かったので近くの総合病院に朝行ったところ「インフルエンザのようなものです」と言われた。「ようなもの」って何だ? 陰性なの? 陽性なの? どっちなのさ、と思うような診断である。その病院はヤブ医者として有名で、足の裏にガラス片が入った、と訴えたらなぜかCTスキャンを取ったり、死の可能性がある「急性扁桃膿瘍」であるにもかかわらず、「風邪ですね」と風邪薬を処方したりする。まったく治らないため、耳鼻咽喉の専門医に行ったところ医師は私の喉を見るなり「うわっ! こりゃヒドい。アンタ、今日病院来なかったら死んでたよ」と言われるほどの重症になっていた。
信頼感の醸成が重要
それはさておき、「インフルエンザのようなもの」であれば、周囲にうつす恐れもあるため、私はその日は休むことにした。この仕事は以下のような体制で運営している。
- 水曜日:私+ライター・A氏
- 金曜日:私+ライター・B氏
この時は金曜日だったが、病院の帰り、すぐにB氏に電話をし、「インフルエンザかもしれないので、今日は代わりに行ってもらえますでしょうか」とお願いした。するとB氏は「大丈夫ですよ! お大事に!」と言い、代打を受けてくれた。
A氏とB氏は自分が行かない日であっても、急な代打を頼まれた場合は来られるよう、スケジュールを組んでくれている。そして、代打を頼まれたら快く受けてくれる。一度、B氏が病気になった時は、A氏が金曜日に来てくれることになった。こんなチームを作るとともに、普段からの仕事っぷりで「あの人は仮病は使わない人」と思ってもらえる信頼感の醸成が重要となる。