しかし、人情が厚く、社員に対する愛情を感じていました。柳井氏は「鬼になり、仏になれ」と言い続けていましたが、店長に求められる人間力を表現している言葉だと思います。
ロジカルシンキングが使える
(4)目標管理が得意
優秀な店長は、目標達成に対して貪欲です。
あきらめず、手法を変えて最終的に目標を達成するのです。
目標達成を行うために必要なのが、ロジカルシンキングです。
何をすべきか、準備物は何か、を分析して行動に落とし込み、優先順位に基づいて実行していきます。
目標管理が得意な店長は、ロジカルシンキングを身につけています。
大きな目標を具体的な行動計画に落とし込み、スタッフ一人一人が目標に向かうことができているのかを確認しています。
ここで目標達成ができない場合は、行動計画を論理的に考えることができていないからでしょう。
顧客満足と数字に強いという点は、成果に関わるポイントです。
人間力と目標管理は、目標達成のために必要なポイントです。
顧客満足・数字を追及するためには、人間力と目標管理が必要です。これらのバランスが取れている人が、スーパー店長と呼ばれる人だと思います。
店長とはお店の経営を任されている経営者の一人であり、重要な役割を担っています。
私自身も店長時代の経験はその後のキャリアにとって何一つ無駄なことはありませんでしたし、かけがえのない財産だと感じています。
ぜひ4つの項目を意識し、スーパー店長を目指してください。
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【マック&ユニクロ流人財育成】は有本均さんが人を上手に育て会社を成長させる人材育成のノウハウを伝える連載コラムです。更新は原則隔週火曜日。アーカイブはこちら。