店舗運営とは、会社経営そのものです。
規模は違えど経営者と同じ立場であり、経営者と同じ視点で物事を判断することが求められます。
経営者意識のある店長を育てることができれば、店舗数を増やすことができ、会社全体も成長することができるのです。
私はマクドナルドやユニクロ、さらにその後の勤め先を通じて、多くの店長と出会ってきました。
中でも、ユニクロの「スーパースター店長」(※「店長」「スター店長」より上位の役職)といわれる方たちは別格でした。
彼らはお客様第一の思考を持っており、お客様に迷惑をかける可能性がある事は会社に対して意見を申し立てていました。経営に口を挟んでいたわけです。これは、彼らに強い経営者意識があったからこそできていたことでしょう。
マニュアルを越えよ
優秀な店長には共通する特徴があります。
それは、次に挙げる4点です。
(1)顧客満足にこだわる
顧客満足へのこだわりは、商売人としては当たり前のことです。
ただ、お客様に対する意識の差で、レベルの差が出てしまうのです。
顧客満足にこだわるということは、常にお客様の立場から優先順位を決める、ということです。
店長が顧客満足を追求するうえで欠かせないものの一つがマニュアルです。マニュアルにはそのお店で働く人が最低限守らなければならないルールが示されています。