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【8%消費税】「3%」重み実感の夜 コンビニ、ファミレス、居酒屋

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【8%消費税】「3%」重み実感の夜 コンビニ、ファミレス、居酒屋

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 平成9年から17年間続いた5%の消費税率が、新年度の4月1日を境に8%へアップした。増税前夜となった3月31日から新税率に切り替わった4月1日未明には、コンビニエンスストアやファミリーレストランで「3%増」の重みを実感する人々の姿もみられた。

 ■ファミレス「得した」

 「消費税率の設定変更のため、現在までに注文分の会計をお願いしています。追加の注文は8%での会計になります」

 1日午前0時半すぎ、東京都江東区にあるファミリーレストラン「ガスト亀戸店」では、若者や、仕事帰りとみられるスーツ姿のビジネスマンら約10人が思い思いに時間を過ごす中、店員が各テーブルを回って会計を促しはじめた。

 24時間営業の同店では、日付がかわる午前0時すぎを目途に、31日に食事した分を税率5%で精算。一旦レジを締めてシステムを切り替え、そのあとに食事した分については、8%の適用を開始した。

 アルバイト帰りに友人と3人で食事をしていた、近くに住む大学2年、相沢翔輝さん(21)は、「いつもは午前0時過ぎに入店するが、今日は30分くらい早く入った。3%の差とはいえ得した気分」。

 ■コンビニ「もう増税」

 増税直前の1日午前0時前。仕事帰りのサラリーマンらが行き交うJR新橋駅(東京都港区)前のコンビニエンスストア。レジの後ろには「午前0時からは8%の税率」という注意書きが張られていた。

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