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【ソチ五輪】羽生がフィギュア男子初の金メダル! 町田5位、高橋6位

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【ソチ五輪】羽生がフィギュア男子初の金メダル! 町田5位、高橋6位

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ソチ五輪2014フィギュアスケート男子羽生結弦が金メダル。日の丸を持って笑顔=14日、ロシア・ソチのアイスベルク・パレス(大里直也撮影)  フィギュアスケート男子は14日(日本時間15日未明)、フリーを行い、前日のショートプログラム(SP)で1位に立っていた羽生結弦(ANA)が280・09点を挙げて金メダルを獲得した。フィギュアスケートの日本人の金メダルはトリノ五輪の荒川静香に続く2人目で、男子としては初めて。今大会の日本チーム初の金メダルとなった。

 羽生は冒頭の4回転で転倒するなど、緊張がみられたが、高い加点が与えられる後半のジャンプを着実に決めて得点を伸ばした。

 ライバルでSP2位のパトリック・チャン(カナダ)は冒頭の4回転-3回転を決めたものの、続く4回転トーループやトリプルアクセルで手をつくなど冴えを欠き、275・62点で2位にとどまった。

 SP11位だった町田樹(関大)は、253・42点で5位、SP4位の高橋大輔(関大大学院)は得意のステップで見せ場を作ったが、4回転ジャンプで両足着氷となり6位だった。

 感慨深げに右手を氷に伸ばす羽生

 フィギュアスケート日本男子初の金メダルを獲得した羽生結弦(ANA)は、試合後に行われたフラワーセレモニーで、2位のパトリック・チャン(カナダ)、3位のデニス・テン(カザフスタン)とともに表彰台に上がり、花束を贈られた。

 「ゴールドメダリスト」とアナウンスされて、リンクサイドから氷上に姿を見せた羽生は、感慨深げに右手を氷に伸ばし、氷の感触を味わった。

 表彰台の中央に上り、チャンとテンに挟まれた羽生は、競技前の厳しい表情から一転し、ほっとしたような笑顔を見せて観客の歓声に応えた。

 その後、リンクの周囲を回り観客の祝福を受けた羽生は途中、日の丸を手渡され、スポットライトの中で誇らしげに国旗を背中にまといながら手を振り、カメラマンのフラッシュを浴びた。

 羽生結弦の話

 「緊張しました。すみません。やっぱり五輪はすごいと思った。(金メダルという)結果はすごくうれしいと思う半面、自分の中で悔しいと思うところがある。金メダル取っていうのも何ですが、ちょっと悔しい。緊張の中で、自分の演技をどこまでできるか、いい経験になった。(カナダのパトリック・チャン選手の得点を聞いたときは)とにかく驚きしかなかった。うれしい感情はなかった。こうやって表彰台に上ってすごくうれしかった。(金メダルを)早く見たい」

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