ＴＢＳ系で毎週日曜午後９時から放送中の連続ドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」に青島製作所の豊岡営業部長役で出させていただいています。

　出演者は唐沢寿明さん、江口洋介さん、山崎努さん、香川照之さん、立川談春さん、壇れいさんら（まだまだいますがきりがないのでこの辺で…）大物の方々ばかりなので、まあー現場では緊張しっぱなしです。４１歳の僕ですが、バラエティーの現場だと後輩の方が多いのですが、この現場は年上ばかり。最初はなれませんでしたが、僕の役は困った顔で追い詰められていることが多いので、その緊張で困ってるのが役のまんまとなり、助かりました。

　しかし「大槻購買部長」というせりふを「豊岡部長」と自分の役名を言ってしまったときは動揺して、ＮＧを５回ぐらい出してしまいました。ああなると、今まで言えてた言葉が言えなくなってきて、本当に怖いものです。

　唐沢さんにいじられて

　現場では唐沢さんに愛情を持っていじっていただけるので、とても有り難いのです。でも最初は江戸っ子口調が荒く、表情を変えずにボケるので、唐沢さんが何処までふざけてるのか分からなかったのですが、結果、僕に話しかけるときは全部ふざけてました。

　例えば、会社の会議のシーンで唐沢さんや江口さんがかなり熱く言い合い僕はせりふがないシーンでＯＫが出た瞬間、唐沢さんが僕に「お前も何かしゃべれよ！」と言ってきて、「いやせりふないですから！」と返すと、「関係ねえよ！（笑）」と言ってきたり…。他にも、僕がアップになったシーンを見て「こんなやつアップにしてんじゃねえよ！（笑）」と言ったり、ある時は出番前に「あれ？お前、何しに来たの？」といじってきたりです。ちなみにその時、ドキドキしながらですが、僕は思い切って「おれも出演者だよ！」とタメ口でツッコんでみたら、ニターと笑ってくれたのが印象的でした。

　あの江口さんが…

　あと意外だったのが４時間くらい空き時間があったときのこと。撮影現場は倉庫みたいな所で、楽屋もなく、コンクリートの上にボロボロの毛布を敷いた着替え場所で、僕は４時間寝て、起きてみたら、あの江口さんが僕のところに来て「寝てたでしょ、先に取られちゃったよ」と言ったのです。あの江口洋介があんなところで寝ようとしてたの！と思ったらとても親近感がわきました。現場でも江口さんは、あまり座らずうろちょろされてることが多く、「おれじっとしてられないんだよね」。どっしりされてるイメージとは違いこれまた親近感がわきました！

　つまり、皆さんは愛嬌（あいきょう）があって楽しい方ばかりの現場です！ルーズヴェルト・ゲーム見てね～。（お笑いコンビ「アンジャッシュ」　児嶋一哉／ＳＡＮＫＥＩ　ＥＸＰＲＥＳＳ）

　■こじま・かずや　１９７２年７月１６日生まれ。Ａ型。プロ麻雀士の資格を持つ。趣味は格闘技、バイク（大型自動二輪）。

　■アンジャッシュ　１９９３年に結成された児嶋一哉と渡部建によるお笑いコンビ。スクールＪＣＡ１期生。２人は東京都八王子市出身で、都立日野高校の同級生でもある。２００３年、「爆笑オンエアバトル」（ＮＨＫ）第５回チャンピオンに輝く。「エンタの神様」では“コント仕掛けのスペシャリスト”と紹介された。

　【ガイド】

☆テレビ東京「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ！」、千葉テレビ放送「白黒アンジャッシュ」、東京メトロポリタンＴＶ「Ｇｉｒｌｓ　ＴＶ！　ｆｅａｔ．ＳＵＰＥＲ☆ＧｉＲＬＳ」、ＴＢＳ系「ルーズヴェルト・ゲーム」にレギュラー出演中。

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